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腰椎椎間板ヘルニアを発症した人の生活習慣について

腰椎椎間板ヘルニアは、腰に与えられる強い衝撃で発症する外傷性のショックが強いものが原因とされているという考えの方も少なくないと思いますが、実は腰椎椎間板ヘルニアとは生活習慣の乱れから引き起こされる確率が非常に高いとされています。

食生活の乱れで肥満に繋がることや、長時間同じ姿勢でいることが多い現代人にはその分発症率も増えています。不規則な生活習慣から食事をバランスよく摂取することができず高カロリーな物ばかりを食べてしまい、体に必要な一日の栄養を摂取できないということは今や珍しいことではありません。

肥満になるともちろん体重が増加するので、体を支えている腰や背骨に過度な負担がかかるようになります。負担をかけ過ぎた背骨は次第に歪み、体内の臓器の位置バランスをも崩してしまいます。それによって微妙に発生した隙間を体は埋めようとするので、そこに脂肪が溜まり更に背骨を内側から圧迫するのです。

社会の成長と共に生活習慣の乱れが加速度的にすすんできました。その中で問題視されているものといえば運動不足です。運動は体を構成する上でとても大事な役割を果たしています。程良い運動を行うことで基礎代謝や新陳代謝を高め肥満を防ぐことができ、筋力も鍛えられるので体や体内の組織を支えるための力をつけることができます。

しかし運動を疎かにし、更にはパソコンやゲームなど同じ姿勢で長時間やることで体の筋力などは衰えてしまい、腰への負担も更に増え悪化していきます。これらの生活習慣の乱れが蓄積されていくことによって、慢性的な腰椎椎間板ヘルニアは引き起こされるのです。

悪化していくと動けないほどの激痛を感じ、下半身が痺れて麻痺することもあり、運動障害や膀胱障害、直腸障害などを併発することもあります。このような生活習慣の乱れが積み重なって発症する腰椎椎間板ヘルニアは、普段の生活習慣を規則正しくしていくことで予防が可能です。