腰椎椎間板ヘルニアを解消するのに内視鏡手術は必要としません。
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内視鏡術について
腰椎椎間板ヘルニアで手術を決断する決め手は色々とありますが、まず、ご自身の腰椎椎間板ヘルニアの症状の把握をきっちりとすることが第一です。
例えば、腰椎椎間板ヘルニアによる痛みやしびれで、会社に行くことも出来なくなったというのであれば、そのまま医師も手術を薦めると思います。
また、このケースとは逆に腰椎椎間板ヘルニアの治療を三ヶ月程度しているのに関わらず、改善が見られないというケースでは、医師の方から薦めることも多くなると思います。
腰椎椎間板ヘルニアの手術方法としては、レーザーや内視鏡術などの低侵襲なタイプが多く用いられます。
レーザーの場合は保険適用が出来ないという不利な面を持っていますが、内視鏡術であればより気軽に受けられるのではないかと思う方は多いと思います。
内視鏡術はファイバースコープと呼ばれる装置を病巣ごく近いところに位置させ、神経などの組織をよく見える状態で処置する方法です。
また、皮膚を切開する必要がありますが、約16~20mm程度の大きさで済むという利点があり、時間についても40~60分程度と短時間です。
入院期間は短ければ5日程度で、また保険適用すれば従来の方法よりかなり費用は縮小できます。腰椎椎間板ヘルニアの手術には、これ以外には考えられないという方もいらっしゃる内視鏡術ですが、デメリットもあります。
モニター画面を見ながら遠隔にあるような感じで手元の患部を操作するため、その技量はかなり高度なものが要求されるということです。
実際現状では日本にはそれほど多くの腕のたつ医師はいないとも言われています。また、このことから、病院選びがとても重要な要素であるということができます。
放っておけば、腰椎椎間板ヘルニアの症状が悪化するだけで会社にも行けず、いい医者も見つからない、というようなひどいジレンマの状態にならないためには、やはり早期の治療が必要と思います。
腰椎椎間板ヘルニアによって動けなくなってしまう前に、その兆候があるというような時期に出来るだけ早く決断されるべきと思います。腰椎椎間板ヘルニアは自然治癒することはほとんどなく、放っておけばどんどん悪化することが常です。
また、いくら腕のたつ医者に内視鏡術やその他の治療をしてもらったとしても、本人が医者頼りではいつまで経っても、腰椎椎間板ヘルニアを改善させることは出来ないでしょう。腰椎椎間板ヘルニアの術後再発率はおよそ、80%程度と言われています。
その背景には、手術自体は成功したとしても、術後のリハビリを怠ってしまったり、患者本人が良くなったからといって、今までの生活を見直すこともなく、以前と変わらない生活スタイルを過ごしてしまうことにあります。
また、腰痛全般に言えることですが、腰痛を再発させないためには常日頃からの予防がとても大切になってきます。このようなことから、医者にばかり頼るのではなく、患者本人が腰椎椎間板ヘルニアを克服するんだ!という強い意志を持って治療に望まないと完治は難しくなってくるのです。
ですので、全てを医者任せにするのではなく、あなた自身が「必ず治すんだ!」という強い気持ちを持って、腰椎椎間板ヘルニアを再発しないように努力をしないと、いつまで経っても改善しないことになってしまいます。
医者はあくまで治療のお手伝いをしくてるものという認識を持って、自分で治すという気持ちに切り替えることが、腰椎椎間板ヘルニアを克服するのに必要な道のりになってくるかと思います。