腰椎椎間板ヘルニアの初期症状
どのような病気でも早期発見は大切ですが、腰椎椎間板ヘルニアでも同じことが言えます。腰椎椎間板ヘルニアは重度になると日常生活も出来なくなりますので、その前段階で出来るだけ早く治療を行うことが大切です。
ではどのような方法で早期治療を目指せばよいのでしょうか。まず、腰椎椎間板ヘルニアの特徴的な初期症状についての知識を得ることが大切です。
腰椎椎間板ヘルニアの初期症状と言えば、まずは腰の痛みです。普段から腰痛があるのであれば、その痛みが少しずつ酷くなっていきます。
今までは読書やパソコン作業など、わずかな時間であれば腰が痛むこともなかったが、少しの時間でも同じ姿勢を取っていると、腰の痛みが強くなってきたなどの場合、腰椎椎間板ヘルニアを疑う必要があります。
腰椎椎間板ヘルニアは症状が酷くなると、椅子に短時間座っただけで、腰の痛みや足のしびれが強くなり、椅子に座っていることが辛くなります。
その他には運動機能が低下する場合も多く見られます。身体の感覚がちょっとでも鈍いと感じたらSOSと考えていいと思います。歩き始めや椅子から立つときなど、腰が重く動作が辛くなることがあります。
足を触ってみても、感覚が鈍い、また触るとちょっとしびれたり、姿勢を変えるとしびれが起こることがあるというのも、腰椎椎間板ヘルニアの典型的な初期症状です。
腰椎椎間板ヘルニアは初期に治療することが求められますが、症状が酷くなってしまってからの治療は、後々とても特に辛いことになります。
しかし、社会人の方は簡単に会社を休むことは出来ませんし、仕事を抜けて病院へ診断に行くなど、なかなか難しいものがあります。
このような背景もあり、軽い腰の痛み程度ではなかなか診察を受けず、重度な腰の痛み、足のしびれが出るまで放置してしまう方が多いのです。
ようやく診断を受けた病院で、腰の痛みは一体いつからあるのですか?と聞かれて、分かりませんなどと答えないためにも、このページでお伝えしたことを意識し、腰椎椎間板ヘルニアの予防に努めて頂きたいと思います。