足を組むことの危険性
普段から自然と足を組んでいる方は多いと思います。特に女性の方は意識をせずに癖になっていたと、感じる方は多いと思います。
実際に喫茶店やレストランなどのくつろぎやすい環境でも、足を組んでいる方は多くいますが、ほとんどの方が身体が無意識に反応してしまう癖と言えます。
また食事でもそうですが、会社の席でも、電車の狭いシートに座っているときにもこの癖が消せない、という方もいます。
シートが安定していないようなところ、どのようなところでも足を組んでしまうというのはもちろん危険ですから、ある程度は意識して組んでいても、座る場所が決まっているのですから、やはり無意識な状態にもなりがちです。
足を組むという行為は骨盤に悪影響を与えます。一定時間ずっと組んだままでいると、骨盤が徐々に歪んでいきます。あるいは足組みを常に交互に用いているという場合は安定性がありますが、このような方は多くありません。
また骨盤ばかりが脊椎、つまり背骨が曲がってしまったり、側彎症に進行する場合も考えられます。また、体が歪んでくると腰椎椎間板ヘルニアの恐れももちろん高まります。
このようなことを避けるためには、ストレッチやエクササイズを用いて体のバランスを常に整えることが大切になってきます。
しかし、なぜ足を組む方がこんなにも多いのでしょうか?これは足を組むと重心が移動して、足を楽に支えることができるからと言われています。
つまり座りやすくなると言えます。意識しないでも重心が安定し、また組んでいると気持ちよくも感じられます。そのような理由から自然と足を組む方が多いようです。
ですが、腰などに負担がかかりますので、出来るだけ意識をして避けるようにした方が懸命です。腰に特に負担がかかり続けると、腰椎椎間板ヘルニアを発症する率が高まります。
骨の歪みは腰椎椎間板ヘルニアの発症率を高めると言っても過言ではありません。腰椎椎間板ヘルニアはとても辛い症状であり、もし発症してしまうと、日常生活にも大きく影響を及ぼしてしまいます。
腰椎椎間板ヘルニアの発症を避けるためにも、常にバランスのよい座り方や歩き方、立ち方などをできるだけ意識することが大切です。