肥満は腰椎椎間板ヘルニアになる大きな原因の1つです。また特に、中高年の男性にとって腰痛の原因となりやすく、大きな悩みの種であるという方も多くいます。
肥満になれば体重が増えますので、自然な背骨の湾曲形状を損ない、やがては腰椎椎間板ヘルニアなどの大きな病気になる可能性も増してきます。
身体の背骨は全身をバランスよく支えるための根幹となる部分です。歩行時には地面に着地するたびにそのショックを吸収していますし、少しでも緩やかなS字のカーブが損なわれてしまうとショックも大きくなり、最終的に椎間板に負担がかかり、腰椎椎間板ヘルニアを発症しやすくなります。
また、体重が増えると必然的に腹部が出ます。このことで全体的に重心が前方へと移動し、腰を常に反らせるようになります。妊婦さんがよい例ですが、妊婦さんでもそれほど長い間、出っ張った腹部を維持するわけではありません。
ビール太りしてます、と言って自分を冷やかす方が多くいますが、そのような方は自分の体をもう少し真剣に考えられた方が良いかと思います。
腰を反らすということは猫背と同じで、腰椎には相当な負担がかかっている状態です。このような場合、もちろんダイエットをする必要がありますが、ダイエットをしてもなかなかよくならないという場合は、背骨の歪みを矯正することが大切です。
無理にダイエットをしても、バランスよく痩せることはできませんし、痩せても背骨の調子が悪いことで、ほとんど負担の量は変わらないというケースも多くあります。
またもちろん筋力の強化も腰椎椎間板ヘルニアの予防には重要です。それなりに重い体を支えるための筋力はついている、と考えがちですが、やはり筋肉にも疲労が蓄積しているケースがほとんどです。
腰椎椎間板ヘルニアを改善するには、腹筋や背筋、大腿四頭筋などを鍛えることは特に重要なポイントとなります。
また、ダイエットを始めたいが方法が良く分かないという場合は、当サイトにご質問を頂いてもいいですが、地元の治療院などで相談してみることもお勧めの一つです。