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腰椎椎間板ヘルニア

年齢により発症する腰椎椎間板ヘルニアについて

本来、昔から腰椎椎間板ヘルニアは年齢を重ねるごとに発症率が高くなるもので、高齢者になるほど進行していく病気の一つとして知られていますが、それにはいくつかの理由があります。腰椎椎間板ヘルニアとは、蓄積された負担が腰や背骨など腰椎へ影響を与え続け、変成していくものが症状として現れ始めるのです。年齢を重ねるごとに負担は蓄積されていくので、高齢者の方に多く発症が見られるのです。

それに加え、年齢を重ねるごとに体を維持するために必要な筋力や体力が衰えていってしまうのも理由の一つとされています。筋肉は腰にある腰椎をしっかりと支えて保護しているので、衰えてしまうとどうしても腰椎が不安定な状態になってしまうのです。その分若年者は筋力がしっかりしているので、高齢者にくらべて発症が少ないのかもしれません。

慢性的な腰椎椎間板ヘルニアは、長年の腰椎への負担から発症率が高くなるので、若い頃から肥満気味だった、運動不足だったなどという生活習慣の乱れがある場合は、更に発症する確率も高くなると言えるでしょう。

また、生活習慣の乱れが原因で腰椎椎間板ヘルニアを引き起こすということは、体に必要な栄養などが足りていないせいで骨粗しょう症などを併発する可能性もあります。日本人の統計によると、60歳以上の3人1人程度が腰椎椎間板ヘルニアの症状を抱えている上に、約8割の人が腰椎や椎間板の変成が見られるという結果がでています。

つまり、このデータからも読み取ることができるように年齢を重ねるごとに腰椎椎間板ヘルニアを発症するリスクが高まるということです。これらを今から防いでいくためには、無理のない程良い運動の継続や軽い筋肉トレーニング、食生活の改善や腰に負担のかかる姿勢で長時間いないようにすることなどの、生活習慣の見直しと改善が効果的でしょう。また、ベッドは腰が程良く沈み支えてくれる素材の物が腰への負担を軽減するのでお勧めです。