予防の仕方について
腰椎椎間板ヘルニアを予防する方法として一番大事なのは、まずは姿勢の矯正です。腰椎椎間板ヘルニアは特に姿勢の悪さが大きく影響してきます。また、姿勢の悪さは体の様々な部位にも悪い影響を及ぼしていきます。
そしてその結果として、腰の椎間板に異常がもたらされます。腰椎椎間板ヘルニアはこのように全身のバランスが欠如してくることで、最終的に腰に異常が現れてしまいます。
子供の頃から姿勢が悪いと、大人になってもその習慣はなかなか直すことができません。今では、子供でもヘルニアの兆候があるとも言われていますが、ヘルニアの予防には特に子供のうちから矯正していくことが大事になってきます。
例えば、勉強が好きではないために机に向かう姿勢が異常なものであったり、テレビを見ながらスナックを食べたり、勉強での姿勢を持続させてしまうケースも多くあります。
成長期の場合、背骨が曲がったまま成長してしまうと、側弯症などを発症しやすくなります。そうなると、他の病気にもかかりやすくなります。
その他に原因となりやすいのが、運動不足です。特に腰まわりの腹筋や背筋などが衰えてくると、背骨は独立してそのバランスを維持しなければならなくなってきます。
子供がテレビゲームをしすぎるのが良くない、というのは色々な影響があるためですが、腰へももちろん大きな影響をもたらします。
腰椎椎間板ヘルニアになってからリハビリとしてトレーニングをしても、なかなか効果が上がってこない場合も多くありますが、コルセットなどを装着して放置すればそれだけ長くリハビリをしなければならなくなり、一種の悪循環をもたらします。
予防策として必要なこの2つの要素に加え、食事の偏りを正したり、肥満を防止することも大切です。特に食事ではバランスよく栄養素を吸収し、骨が弱い体質の方は進んでカルシウムを採ったりすることが大切です。
腰椎椎間板ヘルニアは日頃の習慣を少し変えることで十分に予防することが出来ます。また、子供の場合は親がしっかりと体の管理をしていくことが求められます。
このページでお伝えしたことを参考に、辛い腰椎椎間板ヘルニアにならないためにも、今日から予防していくことを心掛けてみてください。